健康保険の高額療養費をご存知ですか?

医療費のうち、健康保険を使える部分の医療費が1ヶ月に約8万円を超えた場合、8万円以上の医療費は健康保険組合が負担してくれるのをご存知ですか?簡単に言うと、医療費総額30万円−8万円=22万円  この約22万円は健康保険が払ってくれるシステムです。自己負担は約8万円で済むという話です。


これを高額療養費制度と言います。


ただし、月収50万円以上の人の自己負担額は8万→約15万円となります。また、2つの病院で治療して、治療費がそれぞれ5万円、4万円だった場合は適用外等の規則があります。


更に、入院期間4月15日〜5月20日、入院費用4月分50万円・5月分50万円だった場合、4月自己負担分8万円+5月自己負担分8万円=16万円が自己負担となります。入院費用は実質総額8万円と私は誤解していたのですが、医療費総額8万円ポッキリではありません。


高額療養費の申請

高額療養費は、自分が窓口で支払った医療費を戻してくれる制度です。一旦自分が支払う必要があるのが原則です。



あらかじめ届け出ることによって、自分が支払うのは限度額までにできる、すなわち、立て替えなくても良いという「委任払い制度」という制度があります。健康保険組合が医療機関に高額療養費分を直接支払ってくれるのです。簡単に説明しますと・・・
・健康保険組合に「健康保険限度額適用認定申請書」を申請→
・高額療養費受領委任払い適用通知が送られてくる→
・それと保険証を持って、医療機関窓口に提出。
参考:神奈川県厚木市の委任払い制度


↓健康保険証
保険証



さらに、私たちが医療費を窓口で支払い、健康保険から高額療養費分が払い戻されるまでには数カ月かかります。そこで、後ほど還付される高額療養費を担保にお金を借りられる「貸付制度」があります。



私は入院1日1万円のタイプの医療保険に加入しました(→5千円に減額しました)。日額5千円〜1万円が一般的です。私がお話を聞いたFPさんは皆「1日1万円で十分です」と言ってましたが、生保レディの営業だと1日2万円、3万円タイプを勧めてくる場合があります。



医療保険は差額ベッド代、入院食事代、通院時交通費など健康保険が使えない費用のための保険ですが、この高額療養費システムがあることを知っておけば、そこまで要らないというのが保険を知っている人の考え方です。絶対に1年後に大病を患う!ということが分かっているなら3万円のタイプに入ることは良いかもしれません。しかし、近年、病院は長く入院させてくれません、通院治療することになりますから高い保障額の医療保険はあまり意味をなさなくなってきています。更に、医療保険は使わなければ全て掛け捨てです。



それならば、日額1日5千円タイプの保険に入って、その浮いた分を自分で貯金しておいた方が良いだろうという考えをする方が多いです。保険の説明を受けていると「保障の高いタイプに入っておいた方が良さそうだ・・・」という錯覚に陥ってきますので、高額療養費の存在を覚えておいた方が良いと思います。



医療保険の掛けすぎは無駄になる可能性が高いので、自分でお金を貯めておいて病気になればその貯金を医療費の自己負担分に使い、病気にならなければその貯金は食事に行ったりして使えばよろしいかと思います。万一の時、全部を保険でカバーしようとするのではなく、保険に少し助けてもらえればありがたいくらいの感覚で居る方が良いと思います。



因みに、生命保険(終身保険)で言う万一とは死亡を想定します。医療保険で言う「万一」とは、交通事故に遭って1週間入院…のことを指すのではなく、がん治療のように入退院を繰り返す病気にかかることを言います。



がんは入退院を繰り返します。通院が長期に渡ります→医療費の他交通費がかかる。仕事を休まなければならない→出費が嵩むのです。だから医療保険とは別にがん保険という保険商品が存在するのですが、高額療養費制度を知っていれば、そんなに沢山医療保険、がん保険に入る必要はないだろうと思えてくるものです。



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