保険金受取人の設定〜最初が肝心!

保険に入る時、入院保険、がん保険はまだしも、死亡保険の保険金の受取人を誰にするかしっかり決めておくことも大事です。後でなるべく変更しないで済むように最初から考えた方が良いです。


私は独身なので、受取人は母にしました。私の両親は仲が良いので、離婚はないと思いますが、万一離婚になった場合 父は仕事をしているのでお金はありますが、母は専業主婦=無一文なので母にしておきました。


そんな時私が死んだとなれば、事態は混沌としているでしょうから、お金のない母に指定しておいた方が色々と良いと思ったわけです。



さて、夫婦仲が悪くなって、離婚を考え出してから「今 保険金受取人を主人にしているんだけど、受取人を自分の母に変更したい!」「子供4人と兄にしたい」というケースがよくあります。先のことは読めないので、今から考える必要はありませんが、知っておくことは良いことと思います。


保険金受取人を変更する時、保険会社の承認が要るのですが、生命保険(死亡保障)の例で考えます。子供さんが出てくると理解が大変になるので、ここでは、ご主人と奥さんを例にします。

 ★★  保険契約者  被保険者  保険金受取人 
  例1   主人  主人    主人
  例2   主人   妻    主人
  例3   主人  主人     妻
  例4    妻   妻     妻
  例5    妻  主人    主人
  例6    妻   妻    主人
  例7    妻  主人     妻


一つ、一つ、離婚した場合も想定して見ていきます。

例1…結婚前からつけていて、そのまま今日に至った例だと思います。受取人を妻に書き換えなかった例です。まあ、これは、奥さんに問われたら「あ、こんな生命保険に入ったこと、忘れてた・・・」と言えば良いでしょう。


例2…妻が死んだ時、主人に保険金が下ります。夫婦仲が悪いご家庭が、この状態だと、危険な気もします。妻がぽっくり逝ってくれれば…とご主人は考えるかもしれません。気持ちが悪ければ、離婚の話し合いをする時に、保険契約者と保険金受取人名を変更するのが良いです。


例3…これはご主人が奥様を愛している例です。素敵な形なのですが、離婚してしまったら、契約者が受取人の変更をできますので、保険金受取人はご主人に変更されることでしょう。


例4…問題なしです。離婚すれば、妻の子供か妻の親が受け取ることになるでしょう。


例5…これは、奥さんが主人が亡くなった場合に備えた保険ですが、受取人を主人にしてしまう・・・これは間違えたのでしょう。離婚した場合、妻が保険料を毎月支払い続けるのはバカバカしいので、解約か契約者変更(妻→主人)し主人に保険を買い取ってもらうと良いです。


例6…通常のご家庭と全く逆のパターンです。ご主人は専業主夫、奥さんが働いている例かと思います。契約者、被保険者共に妻ですので、簡単に例4の状態に変更できます。


例7…これも妻にとっては問題ないです。離婚したとしても、元主人が死んだら元妻に保険金が下ります。ただ、他殺の場合、元妻は警察から詳しく事情聴取されるでしょう。



生命保険に入る際に、こんなことまでは考えないのが普通だと思いますが、夫婦仲が悪り離婚がちらついた時には考える必要が出てきます。受取人を変更することはよくあることなのですが、夫婦仲が悪くなってから保険金受取人を変更しようとすると大いにモメます。


受取人を変更できない場合、遺書に「受取人は息子3人とする」と書いておく手もあるのかもしれませんが、保険契約は契約書と約款にのっとるので、遺書より契約書、約款の方が優先されると思われます。


それと、離婚した後に、元主人がなくなり、結婚当時に付けていた生命保険の保険金を受けたいというケースがよくあります。「受取人」欄に誰の名前が書いてあるか問題はそこだけなのですが、それよりも元ご主人に借金があった場合、財産放棄の手続きをしないとお子さんがその借金を背負うことになります


以前は、個人年金保険において、夫婦連生保険がありました。夫婦別々に入るよりも割安になるのですが、離婚した場合は主契約者しか年金を受け取れない性質なので、最近は流行っていません。最初からフレキシブルにしておくのが現代の保険の入り方でしょう。


このような問題を個人が最善の策をもって解決することはなかなか難しいと思います。FPさんは通常、保険の他、資産運用などマネー一般に強い人が多いです。そういう際、助言をもらえるようなFPさんから保険に入っておくと心強いです。


私の場合、これから結婚する(相手が見つかり次第ですが)というのに、こんなことを考えて用心しまっては結婚できなくなってしまうような気がします…。それはさておき、離婚間際や財産分与の時にモメるご夫婦が多いことを私はよく知っているので、ここで保険金受取人について考えてみました。



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